新しい魔法の応用その4
最新更新日:2008年1月25日(金)
多くのゲーム世界では、「魔法の素質」は生来の特徴であり、キャラクター作成後
に「魔法の素質」を獲得することはできません。《大祈願》は例外ですが、リスクが大
きすぎます。
しかし、実際にはもう1つの方法があります。以下の方法を使えば《大祈願》を使わ
ずに「魔法の素質」がない人に「魔法の素質レベル1」を与えることができるのです。
- 魔術師、「魔法の素質」を持たない人(以下目標)、生贄、「死霊化アイテム」、
《魂の壷》の“壷”を準備します。ここで、魔術師は《解呪》《肉体交換》《完全憑
依》《魂の壷》の全てを唱えることができなければなりません。
- 魔術師が生贄に《完全憑依》をかけます。
- 生贄に憑依している魔術師が目標に《肉体交換》をかけます。これにより、生
贄と魔術師の精神は目標の、目標は生贄の肉体を持つことになります。
- 生贄の肉体を持つ目標に「死霊化アイテム」を装着させて死霊にします。これ
により、生贄の肉体を持つ目標は死霊の種族テンプレート(「魔法の素質レベ
ル1」が含まれています。)を獲得します。
- 目標の肉体を持つ魔術師が《魂の壷》で目標の魂を封印します。これにより生
贄の肉体は魂の無い死体となり、目標(の魂)は死霊の種族テンプレートに含
まれている全ての肉体的、社会的な性質を失います。(「魔法の素質レベル1」
は精神的な特徴なので残ります!)
- 目標の肉体を持つ魔術師が《魂の壷》の“壷”に封印された目標に《肉体交換》
をかけます。これにより、魔術師の精神と生贄の魂は《魂の壷》の“壷”に封印
され、目標は(「魔法の素質レベル1」を含んだ)死霊の種族テンプレートに含ま
れている全ての精神的な性質を持ったまま元の肉体を取り戻します。
- 《魂の壷》の“壷”に封印された魔術師が自分自身に《解呪》をかけます。これに
より魔術師の精神は元の肉体に戻ります。
- 必要ならば、目標から「無感動」をなくし、(精神的な)不利な特徴や癖を買い戻
させます。
この方法では、「魔法の素質」を1レベルしか与えることができません。しかし、死霊
の種族テンプレートに含まれている「魔法の素質」をレベル3にするべきだと考えるG
Mもいるでしょう。(死霊の種族保有の呪文の中に「魔法の素質レベル3」がないと修
得できない《幽体離脱》が含まれているためです。)
その場合、上記の方法は「魔法の素質」を3レベル与えることができ、以下のような
方法でも「魔法の素質レベル3」を与えることができるようになります。
- 魔術師、「魔法の素質」を持たない人(以下目標)、生贄、「死霊化アイテム」を
準備します。ここで、魔術師は《肉体交換》とその前提条件となる呪文を唱え、
かつ他人に教えることができなければなりません。
- 魔術師が生贄に《肉体交換》をかけます。
- 生贄の肉体を持つ魔術師が目標に《肉体交換》をかけます。
- 生贄の肉体を持つ魔術師が魔術師の肉体を持つ生贄に《肉体交換》をかけま
す。これにより、目標と生贄の精神と肉体が入れ替わった状態になります。
- 生贄の肉体を持つ目標に「死霊化アイテム」を装着させて死霊にします。これ
により、生贄の肉体を持つ目標は死霊の種族テンプレート(「魔法の素質レベ
ル3」が含まれています。)を獲得します。
- 魔術師が目標(今や「魔法の素質レベル3」を持っています!)に《肉体交換》
とその前提条件となる魔法を教えます。
- 死霊となった生贄の肉体を持つ目標が目標の肉体を持つ生贄に《肉体交換》
をかけます。これにより、生贄は死霊の種族テンプレートに含まれている全て
の肉体的、社会的な性質を付与された自分の肉体を、目標は(「魔法の素質
レベル3」を含んだ)死霊の種族テンプレートに含まれている全ての精神的な
性質を持ったまま元の肉体を取り戻します。
- 必要ならば、目標から「無感動」をなくし、(精神的な)不利な特徴や癖を買い戻
させます。
ここで述べてきた方法の「鍵」となるのは、死霊の種族テンプレートに含まれている
精神的な性質のうち、「魔法の素質」以外は全て、忘れたり(種族保有の呪文)、なく
したり(「無感動」)、「買い戻し」たり(不利な特徴や癖)できるという事実にあります。
なお、上記の方法はどちらも《肉体交換》(エネルギー消費120)と「死霊化アイテ
ム」を用いるので、エネルギー消費やリスク、倫理面で問題があることは忘れないで
ください。
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