新しい特徴の応用その2


最新更新日:2004年10月11日(月)

注:これは、Dr. Kromm 氏が(英語で)作成した記事を、ELIZAが正式な許可
をもらった上で日本語に翻訳したものです。(残念ながら、原文は現在WEB
上に存在しません。)
なお、この記事自体は、Dr. Kromm 氏がハウスルールとして提案しただけの
ものですが、これと同等のルールが百鬼夜翔で選択ルールとして採用されて
います。

普通、「魔法の素質」は3レベルまでしか取れません。しかし、強力なPCが活
躍するキャンペーンでは、4レベル以上の「魔法の素質」を認めたくなるかも
しれません。そのような「追加の魔法の素質」を扱うのが以下の選択ルールで
す。

まず、マナが「疎」ないし「標準」の場所で呪文をかけたり、知力判定で《魔化》
されたマジックアイテムの存在を感じとったり、《巻物》を読んで発動させたり、
「魔術師のみ使用可能」な(マジック)アイテムを使用したり、マナの変化を感じ
取ることができる能力を、新しく「魔法の素質レベル0*」と定めます。「魔法の
素質レベル0*」を持つキャラクターは、《霊気感知》を使えばすぐにそのことが
ばれ、「魔法の耐性」を持つことはできなくなります。また、呪文のレベルにボー
ナスはつかず、1レベル以上の「魔法の素質」を前提条件に持つ呪文を習得す
ることはできません。

ここで、(1レベル以上の)「魔法の素質」を、必要CPが種族の能力値修正と
同じで、(要は、初期値が10ではなく0から始まるだけで、能力値に使うCPと
同じだけのCPが必要になるわけです。)「魔法の素質レベル0*」を前提条件
とする特徴とします。そのため、「魔法の素質」の1レベル、2レベル、3レベル
は、(それぞれ)能力値+1、能力値+2、能力値+3と考えて、10CP、20C
P、30CPが(それぞれ)必要になります。(これらに)「魔法の素質レベル0*」
に必要な5CPを追加すれば、(それぞれ)15CP、25CP、35CPとなり、BA
SIC SET(ベーシック)にあるのと(全く)同じになります。

この要領で(計算すれば)、以下のように(「(追加の)魔法の素質」に)必要な
CPが定まります。

「魔法の素質」のレベル必要CP
なし
15
25
35
50
65
85
105
130
さらに1レベル追加+25

「魔法の素質」のレベルは、本来のルールと同じように、呪文の技能レベル、
魔力を感知するための知力判定、<魔法理論>技能などへの(レベル分の)ボ
ーナスを与えます。また、「魔法の素質」は呪文の前提条件(4レベル以上の
「魔法の素質」が前提条件となる呪文が開発されるかもしれません。)にもな
ります。

追加(選択)ルール

「成長」させることができる「魔法の素質」:キャラクター作成が完了した後でも、
「魔法の素質」は(能力値のように)新しい(「魔法の素質」の)レベルとの(必要
CPの)差額の2倍の経験点(3レベルから4レベルなら30CP)を費やせば成
長させることができます。

呪文の「限界」の突破:「魔法の素質」が3レベルを超える1レベルごとに、通常
よりも1段階多くのエネルギーを呪文につぎ込むことができるようになります。
例えば、「魔法の素質レベル7」((3レベルを)4レベル超えています。)があれ
ば、18点のエネルギーをつぎ込んで受動防御9点の《盾》をかけたり、7点の
エネルギーを使って7Dの《火球》を作ったり、(1回の)《大治癒》で8点のエネ
ルギーを費やして16点のダメージを癒したりできるようになります。


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