プレイログその6


最新更新日:2006年8月27日(日)

システム名: GURPS シガン(第3版)

シナリオ名:「温故知新」(その4)

(注:各人の発言は、用語の擦りあわせ等で若干の変更をかけてある場合が
あります。)


セッション5日目

ELIZA

気がつくと、布団に寝ていた。
起き上がって辺りを確認すると、確保していた宿の部屋のようだ。
日めくりと時計は今日が雨水の1日目、朝の2時であることを告げている。
それにしては窓の外が暗いと思ったら、雨が降っていた。
ふと気がつくと、昨日着ていた背広が衣紋掛けに掛かっている。
その下には、これまで着てきた服が新しい下着と一緒に洗濯されて置かれている。
ということは…慌てて着替える。
部屋の外に出ると、この宿の召使い用《ゴーレム》に呼び止められた。

「おはようございます。
キエヅ・バ・ルゥさん、あなたにティナ・マーブルさんからの言伝があります。
「服の洗濯代等は私が全て払っておきました。
今日は、朝のうちに献血を早めに済ましてしまおうと思います。
そして昼からですが、私と一緒に買出しに行きませんか?
昼の始まりに鉄道の駅前広場で待っています。
とのことです。
…とてもいい娘さんですね。
あんなことまでやって幸せにしてやらなかったら、女の敵ですよ。
ところで、本日の食事等はどうなされますか?」」

流石は《ゴーレム》、おせっかいながらも正確に業をこなす。
…ちょっと待った、意識がない間に、自分は何をしていたんだ?
知らないところで思わぬ話が進んでいるような気がするのだが…
とにかく、待ち合わせの場所と時間が一緒でよかった。

追伸:ここで今日の泊まり方と朝の行動を宣言してください。
なお、この宿屋の(追加)基本料金は以下のようになります。
朝食 600ボロ
昼食 1000ボロ
夕食 1500ボロ
入浴(沸かした鉱泉) 400ボロ


MIKE

昼まで時間があるな…買出しは昼からするとして、
調査の一つをまとめておくか。
明日、遺跡に入る前に少しでも整理させておきたい。
「すまないが、朝食を部屋に運んで置いてくれないか。」
調査した時と順序が逆だが、先に「木賃宿周辺」の記録から手をつけよう。
(キエヅの<記録>+6判定(目標値18) [3D6] (5)(6)(1)=(12))

(注:この判定のボーナスは、十分に時間をかけることによる+5の修正と、
「のめりこむ*」による+1の修正の和です。)

あの光り輝く場所がガケカエの入り口なのだろう…
…太古の街か、一体どのようなものなのだろう。

冥素の問題さえがなければな…。
それにしても、会議の席を盗聴していたのは何者なのだろう?
銅山に入る時に見かけた「何者か」はわざわざ盗聴などしないだろう…
となると、私が冥素を被ったために病院で騒ぎになったのを聞きつけたのかも知れぬ…。
いまさらどうしようもないと思われるが…。

おっとそろそろ時間だ駅前広場へ行くとするか。
「早耳のイライザ」と聞いてしまった以上、
万が一、遺跡のことを尋ねられたりしたら用心、用心…。
買出しか…燃料とスケッチブックは目に付いたら買っておこう。

出掛けにさっきの《ゴーレム》に頼んでおく。
「昼食は結構だ。夕食と入浴の準備だけはお願いする。
 …ところで、「あんなこと」ってどんなことをしたんだ?」


ELIZA

「それを言ったのはいつのことでしょう?
…今朝の2時頃ですか。
申し訳ありませんが分かりません。
私の記憶は特に指示されない限り3時間で消去されるので。」

…しまった、朝のうちに訊いておくべきだったか。
《ゴーレム》は基本的に一度見たものを決して忘れない。
しかし、宿屋などで働く《ゴーレム》は一定時間経った記憶を消去するように設定されていることがある。
…ん?

人に道を尋ねながら約束の場所に向かう。
落ち着いて街を歩くのはこれが初めてだが、復旧はかなり進んでいることがわかる。
それにしてもこの街は道が分かりやすい。
断層のずれがちょうど路地のずれと相殺し、どこからでも見える神託所で自分のいる位置が把握できる。
…ここが駅前広場か…何だ?
有翼民が1人、空から振ってきた。
(キエヅの体力−21判定(目標値6) [3D6] (1)(6)(2)=(9))
受け止めようとするが…支え切れない!
(落下ダメージの決定(叩、7D−21) [7D6] (1)(5)(4)(1)(5)(5)(2)=(23))
痛い…柔らかい?
いかんいかん、慌てて離れる。
少し離れてみると、自分を押し潰したのは若いリョ族の女性、それもかなりの「美人」だ。
白く美しい翼にはべったりと鳥餅らしきものがついた的矢が何本も着いている。
これで飛んでいられなくなって墜落したのだ。

「ポーラちゃ〜ん、何してるのかな〜?」

気がつくと、20人程の不審な男たちに取り囲まれてしまっている。
種族も民族も様々だが、目つきが明らかにおかしい点は共通している。
鞭や杖、鳥餅の着いた的矢で武装しているものもいる。
女性は明らかに怯え、寄り添おうとしてくる。

「キエヅさん、何をしているのですか?」

正反対の方向から同時に太い声が聞こえてきた。
1人はティナ・マーブル、もう1人はイライザ・エヴァンスだ。
2人とも「お洒落」ながら、恐ろしい般若と化している。
…違う、誤解だ、分かってくれ!

追伸:都合上、今キエヅはヘビークローク(受動防御2点)とその下の服だけを着ているものとします。
そのため、キエヅは有翼民との衝突で7D−21点(「柔らかいもの」の落下ダメージとして考えています。)、(判定の結果)2点のダメージを受けます。
その他の装備は普通に持っていてかまいません。
なお、それぞれの表情などは、「冷淡」なドワーフ族にも分かるほど激しいものであると考えてください。
次に何をして、何をしない(我慢する)かは重要です。
状況は切羽詰まっています!
正当防衛が成立しうる条件についても考えましょう。


MIKE

…なんなんだこいつら、
事情は知らないが、「美人」になんてことをするんだ…危ないじゃないか。
そのまま引渡したらろくなことにはならないだろう。

「大丈夫ですか?
 …ちょうどいいところへ、
 すごい勢いで墜落してきて、何とか受け止めたが、
 ぶつけて骨折とかしているかもしれない。
 彼女を急いで病院へ運んでやってくれないか?」

「おい待て、おまえたちのせいで
 衝突で怪我をしたぞ。どうしてくれるんだ!」

行動:ポーラはティナとイライザに任せて逃がし、
 不審な男たちはキエヅが突っかかって引き止める。


ELIZA

「キエヅさん、」
「そんな言い訳が通じるとでも?」
「俺たちとやる気か?」

よくは分からないが、それぞれの怒りを全て買ってしまったようだ。
(「野郎ども」の<脅迫>判定(目標値11) [3D6] (5)(6)(1)=(12))
(キエヅの意志判定(目標値14) [3D6] (2)(4)(1)=(7))
(ティナの<脅迫>−2判定(目標値13) [3D6] (4)(1)(5)=(10))

(注:ティナはこの時点で獣化しているので、体力からの<脅迫>の技能なし
値が15になり、「超人的な体力」の+3と、21〜25人を纏めて脅迫する際
の−5の修正を受けています。)

(キエヅの意志判定(目標値14) [3D6] (4)(6)(5)=(15))
周りの野郎どもはともかくとして…ティナが怖い。
あの目は完全に獣の目だ。
今のティナなら、手にしているグラディウスで2人纏めて袈裟懸けにされかねない。

「私の力を見くびってもらっては困ります。」

イライザが身を翻した。
(イライザの<ダーツ*>−13判定(目標値14) [3D6] (6)(2)(6)=(14))
(イライザの<ダーツ*>−13判定(目標値14) [3D6] (4)(2)(6)=(12))
(イライザの<ダーツ*>−13判定(目標値14) [3D6] (2)(2)(6)=(10))

(注:この修正は、大きさの−10の修正と基本戦闘ルールの−3の修正の
和です。また、3回攻撃しているのは「高レベル技能」による複数回攻撃で
す。)

見ると、3本の投げ矢がそれぞれ1”程しかない的矢の鏃を打ち抜いていた。
1秒もしないうちに3本も?
…今イライザが準備した3本は飛刀か?
そんなのが刺さったら命にかかわる。

「さてと、どこを打ち抜こうかしら、うふふふ…」

(イライザの<脅迫>判定(目標値16) [3D6] (2)(3)(1)=(6))

(注:この判定は身長差で+1(イライザはロル族です。)、「超人的な能力」
で+3、「適切な行為」で+1、21〜25人を纏めて脅迫して−5の修正を受
けています。)

…ひい、怖い、助けてくれ…
(キエヅの恐怖判定(修正−11、目標値3) [3D6] (4)(2)(4)=(10))

(注:この判定は「びくびく」で−1、<脅迫>のクリティカルで−10の修正を受
けています。)

(キエヅの恐怖効果の決定(3D+7) [3D6] (2)(3)(6)=(11))
(キエヅの気絶時間の決定(1D分) [1D6] (5)=(5))
(キエヅの生命力判定(目標値11) [3D6] (3)(1)(6)=(10))

(注:この判定は恐怖効果によるダメージを回避するためのものです。)

(キエヅの生命力判定(目標値11) [3D6] (2)(3)(6)=(11))
(ティナとポーラの恐怖判定(修正−10、目標値2) [3D6] (1)(4)(1)=(6))
(ティナとポーラの恐怖効果の決定(3D+4) [3D6] (3)(2)(1)=(6))
(ティナとポーラの朦朧時間の決定(1D秒) [1D6] (2)=(2))
(ティナとポーラの意志判定(目標値12) [3D6] (3)(3)(2)=(8))
(「野郎ども」の恐怖判定(修正−10、目標値0) [3D6] (4)(3)(6)=(13))
(「野郎ども」の恐怖効果の決定(3D+13) [3D6] (6)(3)(6)=(15))
(「野郎ども」の生命力判定(目標値11) [3D6] (3)(4)(1)=(8))

(注:今回、恐怖判定は(ある程度)纏めて行っています。結論として、判定
の結果キエヅは5分間気絶、ティナとポーラは2秒間朦朧とし、「野郎ども」
は30分間昏睡状態に陥り、起きてからも6時間は判定に−2の修正を受
けることになりました。)

気がつくと、座布団の上に座っていた。
先程の3人と、全く見知らぬ男1人と共に、仕切られた座敷にいるようだ。
香辛料の匂いがすることからして、どこかの飯屋だろうか。

「あ、やっと気がつきましたね。
…ここは料理店「やまねこ」、とりあえず襲われる心配はありませんよ。
私ですか、アベ・マリオと申します。
…それにしても、恋人を2人以上作るのはお勧めできませんね。」
「女が生まれると真っ先に祝うような奴には言われたくないわね。
菓子屋と小間物屋、女衒と女たらしを全て兼業しているような奴には。」
「女衒ではない、古着屋だ。」
「何も知らない女の子から着ていた服を買い取って、男に高く売りつけるんじゃない。
女衒とどこが違うのよ。」
「ラミア族の女の子に有翼民用のアクセサリを売るような奴に言われたくはないな。」

イライザの茶々以降は全て<ガッカイ語>である。
代名詞の使い方からして、2人はかなり親しい間柄、いや、腐れ縁というべきか。

…とりあえずの事情は飲み込めた。
先ほど墜落した女性はポーラ・エヴァンス、アルティメットにある宝島歌劇団の役者だったが、執拗に迫る「追っかけ」に耐え切れずに退団、現在は「追っかけ」から逃げ回りながら遺跡探索者をしているという。
そして、先程も「追っかけ」に取り囲まれていたところをイライザが「脅かした」おかげで助かったのだそうだ。
そして、たまたま通りかかったマリオの助けも借り、この店に逃げ込んだのだ。
ふと見ると、ポーラについていた鳥餅は全て取り除かれている。
これだけの話を聞くまでに、両頬はティナとイライザの平手打ちで腫れ上がってしまった。

「ところで、何を注文しましょうか?」
「アレアルとチンコナ牛乳は皆さんに1つづつ奢らせてもらいます。」
「そんな高価なもの、私も何か奢らせてもらいます。」

何か奢りあいの雰囲気が出てきた。
とりあえず、自分は何を注文し、何を奢ろうか。
そして、2人にはどう弁解し、これからどうしようか。
折しも《電波聴覚》の法螺貝が「ささやかな泉」の放送を始めた。
ということは、今がちょうど昼の始まりだ。

追伸:イライザの<脅迫>がクリティカルしたので展開に困りました。
誰もCPを減らすことにならなかったのはある意味奇跡です。
(「追っかけ」は昏睡、キエヅは気絶し、ティナとポーラは朦朧となりました。)
なお、品書きは別途書きます。


ELIZA

湯専門店「やまねこ」の(昼の)品書き
(湯には全てに(普通盛りの)ご飯がついてきます。)

鶏 950ボロ
豚 990ボロ
牡蠣 1020ボロ
野菜 1050ボロ
燻製 1080ボロ
海老 1200ボロ

湯の味

麻、辛、辣 そのまま
酸 2倍

ご飯大盛り

1.5倍 50ボロ追加
2倍 100ボロ追加

(注文の例:「酸鶏湯、ご飯1.5倍」の場合、950×2+50=1950ボロになります。)

甘味

乳氷菓「因果の目覚め」 280ボロ
食べる茶 360ボロ
乳菓「万国」 360ボロ
アレアル 2000ボロ

飲み物

飲む酪 360ボロ
麦酒 360ボロ
チンコナ牛乳 400ボロ
焼酎 560ボロ


(番組「ささやかな泉」)

ELIZA

ささいな〜 ささやき〜
ささやか〜に〜 ささやく〜

「日常気にしないような小さな驚き。
そんな小さな驚きで、どれほど他人を驚かせられるでしょうか。
「ささやかな泉」、本日はガープス特集です。」

追記:Play by BBSの息抜きとしてこの企画を用意しました。
(本編で放送されている番組の内容という形になります。)
参加者以外の方もお楽しみください。

やり方:(基本的には)まずELIZAが「囁き」を投稿します。
Play by BBSの参加者は、審査員となって囁きに対する評価を「えぇ」で返信してください。
(持ち点は一人20えぇになります。)
(番組内で)評価する人は5人なので、足りない分はELIZAが人数分D20を振って求めます。
この「えぇ」と同じだけの賞金(単位はタン)が(番組上の投稿者に)送られます。
この際、合計が80えぇ以上なら粗品が追加され、100えぇ(全員満点)ならば賞金が1タンイになります。
また、他の人が「囁き」を投稿することもできます。
(内容はガープスの第3版ないし第4版一般に当てはまるものに限り、「ガセ」には厳正に対処します。)
その場合はELIZAも評価に加わりますが、「囁き」が採用された時点で(実際の投稿者に)お礼の用意があります。
(「お礼」はアイコン画像(64ピクセル×64ピクセルのPNGファイル、片栗と桜のいづれか1つ)の使用権分与になります。)
なお、投稿の際には以下をコピー&ペーストして使ってください。

「さて、次はこちらの囁きです。」
「筆名 (ハンドル)さんからの囁き
(囁きの内容)」

えぇーえぇーえぇー

「さて、これは一体どういうことなのでしょうか。
こちらが確認の証言になります。」

「ガープスと言えば、どんな世界でも遊ぶことのできる遊びの1つであるが、
(囁きの論証)」


ELIZA

「まずはこちらの囁きです。」
「筆名 訳語研究者さんからの囁き
ガープス第4版で、大きな船を操る技能は<造船>。」

えぇーえぇーえぇーえぇー

「さて、これは一体どういうことなのでしょうか。
こちらが確認の証言になります。」

「ガープスと言えば、どんな世界でも遊ぶことのできる遊びの1つであるが、
ガープスの訳語を色々と調べたことのあるELIZAはこう語る。」

「ガープス第4版で大きな船を操る技能は<造船>ですか?」
「はい、確かにガープス第4版で大きな船を操る技能は<造船>です。
これは、新紀元社 Role&Roll SP2にも書いてあります。」

実際に見てみた。
ガープス第4版で、大きな船を操る技能の英語名はShiphandlingである。
そこでRole&Roll SP2の61頁を見ると、表の左側、9番目にShiphandlingの日本語名として<造船>が充てられている。
確かに、ガープス第4版で大きな船を操る技能は<造船>だった。

「なぜ<造船>という和名が与えられたのでしょう?」
「ShiphandlingをShipbuildlingと読み間違えたためと思われますが、詳しいことは分かりません。」
「実際に遊ぶ際にはどうすればいいでしょう?」
「Role&Roll SP2の用語は暫定とはいえ正式なものですので、意味をよく理解した上で<造船>の用語を使うべきでしょう。」

皆さんも、ガープスを遊ぶ際には日本語に惑わされないようにしてください。


ELIZA

補足:Shiphandlingはガープス第3版から存在している技能で、大きな「船」を操る技能です。
<ボート>や<モーターボート>等との使い分けは、ガープス第3版では船の長さで行うもの、体積(排水量)で行うものなどがあり、統一されていませんが、ガープス第4版では船を一人で「操作」できるかどうかで使い分けがなされています。
ちなみに、潜水艦はガープス第4版では<潜水艦>技能、ガープス第3版ではShiphandling技能で扱います。
ここで、潜水艦を操る技能として<操縦/船舶>技能がサイオニクスで紹介されていることから、Shiphandling技能のガープス第3版での訳語は<操縦/船舶>であると言えます。
ただし、<操縦/船舶>は本来「空を飛ぶ乗り物」を操る技能である<操縦>とは何の関係もありません。
なお、ガープス第3版の<造船>技能は、ガープス第4版では<エンジニア>技能に吸収されています。

(注:Shiphandlingはベーシック【第4版】から<操船>と訳されています。)


niwaEVO80

では今回は8えぇで。


MIKE

このくらいの誤訳なら、可愛い物だと思います。8えぇ。


(本編)

MIKE

むぅ…頬が痛い…
昨晩、何か「やってしまった」のかもしれない、
…よくわからないが、二人を怒らせたら怖いことだけはよくわかった。
「君たちの好きなものを気の済むまで、奢らせてくれないか。
 いや、奢らせてください。」

私自身はどうしようか…これだけあると目移りしてしまうな。
具はお薦めのものがあるか訊いてみてそれにする。
湯は麻にして、ご飯は2倍で…
「因果の目覚め」か、まさにそんな感じだ、頼んでみよう。
酒は当分飲みたくないから牛乳にしておこう。

二人にはなんとなく話しにくいのでマリオに話しかけてみる。
「ところでマリオさんはこの町には永いのですか?」


ELIZA

「それでは、辛鶏湯、ご飯2倍に、乳氷菓「因果の目覚め」をもらいます。」
「私は酸鶏湯に乳菓「万国」と焼酎をいただきます。」

結局、ティナとイライザには言う通りのものを奢ることになった。
ティナはマリオに、イライザはポーラに、ポーラは私に奢っている。
まあ、一番の出費は5人分アレアルとチンコナ牛乳を注文するマリオであることは間違いない。
昼食一回で4フェフも払うとは、羨ましいほどの羽振りの良さだ。

「…引っ越してきてからちょうど1大年になります。
…ここは辺鄙に見えて、実は魔法的な情報が集中する街ですからね。
交通網が損傷を受けて、情報不足になっているのはむしろ周辺地域のほうです。」

「…彼はドワーフ族にしてはとても気が回るみたいですけど。」
「え、あれでですか?」
「ドワーフ族は普通もっと融通が利かなくて鈍いですよ。
前に遺跡探索で相棒となったドワーフ族なんか、風呂から上がってそのまま部屋を歩き回りましたし。」
「ちょっと、それは…」
「もう、浴衣からの水で部屋中びしょ濡れ、拭き終わるのにたっぷり1時間掛かりました。」
「そっちですか!」

食事が来るまでの間は、自然と男同士、女同士で話し合う形になった。
女性陣のほうは、今流れている「ささやかな泉」の内容と私について話しているようだ。
…なるほど、そのようなことが女性にとっては嫌なのか、覚えておこう。
ところで、「ガープス」とはいったいどのような遊びなのだろうか。
マリオとの話で重要なのは、街の施設とこれからの予定の話だ。
クロノの大きな商業地域は2箇所、北西と南東に1箇所づつあるそうだ。
ここで、クロノの6軒の本屋のうち、ナナ語の辞書を扱っている可能性があるのは北西地域の「山陽堂総和館」のみだそうだ。
また、燃料と弾丸を扱う火薬ギルドの支部と画材屋は南東地域にあるという。
それぞれの地域は3カイリほど離れているので、両方に歩いて行くのはかなり疲れるだろう。
ちなみに、マリオは食事が終わってから、ポーラの衣類を整え、遺跡探索の仕事を斡旋する予定だそうだ。
そのため、今自分が取り組んでいる仕事の様子を知りたいのだという。
確かに、遺跡探索の仕事は他にはほとんどなく、仲間が増えるのはありがたいのだが…

「ところで、キエヅさんは当然私と一緒に、」
「火薬ギルドと時計屋に来てくれますよね?」
「山陽堂と玩具屋に来てくれますよね?」

ティナとイライザが同時に訊いてきた。
困ったことに、マリオの話では時計屋は南東地域、玩具屋は北西地域にある。
さて、それぞれにどう答えるべきか。

食事がやっと出てきた。
甘味とチンコナ牛乳は食後に出てくるらしく、水がついている。

追伸:「やまねこ」(現在地)は北西と南東の商業地域のちょうど中間にあるものとします。


(番組「ささやかな泉」)

ELIZA

(審査員の評価の判定(3D20+16) [3D20] (13)(1)(6)=(20))
「評価は…合計36えぇですね。
それでは、訳語研究者さんには賞金36タンを送ります。
さて、次はこちらの囁きです。」
「筆名 訳語研究者さんからの囁き
ガープス第4版で、「注意深い」という癖を持つと他事に気づきにくくなる。」

えぇーえぇーえぇー

「さて、これは一体どういうことなのでしょうか。
こちらが確認の証言になります。」

「ガープスと言えば、どんな世界でも遊ぶことのできる遊びの1つであるが、
ガープスの訳語を色々と調べたことのあるELIZAはこう語る。」

「ガープス第4版で「注意深い」という癖を持つと他事に気づきにくくなりますか?」
「はい、確かにガープス第4版で「注意深い」という癖を持つと他事に気づきにくくなります。
これは、新紀元社 Role&Roll SP2と第4版のBASIC SETを読めば分かります。」

実際に読んでみた。
Role&Roll SP2の56頁を見ると、表の左側、8番目にAttentiveの日本語名として「注意深い」が充てられている。
ここで、第4版のBASIC SETの163頁を見ると、癖であるAttentiveは邪魔に気がつくかどうかの判定に−3の修正がかかるとされている。
確かに、ガープス第4版で「注意深い」という癖を持つと他事に気づきにくくなった。

「なぜ「注意深い」という和名が使われているのでしょう?」
「Attentiveを直訳してしまったためと思われますが、詳しいことは分かりません。」
「実際に遊ぶ際にはどうすればいいでしょう?」
「Role&Roll SP2の用語は暫定とはいえ正式なものですので、意味をよく理解した上で「注意深い」の用語を使うべきでしょう。」

皆さんも、ガープスを遊ぶ際には日本語に惑わされないようにしてください。


ELIZA

補足:「注意深い」で他事に気づきにくくなるのは「一意専心」と全く同じ理由によるものであり、そのためある程度時間のかかる行為には+1の修正がかかるようになります。
なお、Attentiveはガープス第3版にも存在していますが、日本語には訳されていません。
そのため、ELIZAは暫定的に「のめりこむ*」の訳語を用いています。
この「のめりこむ*」は「注意深い」と違い、邪魔に気がつくかどうかの判定に−1しか修正がかからないのでガープス第3版の中でも最も有利な癖の1つになっています。

(注:Attentiveはベーシック【第4版】から「凝り性」と訳されています。)


niwaEVO80

日本語版の第3版しか知らないと、いまいちピンときませんね。
どちらかというとAttentiveが第3版に存在していたことが“えぇ”です。

8えぇ。


MIKE

キエヅも「のめりこむ*」の癖を持っています。
10えぇ。


(本編)

MIKE

これは困ったぞ…ある意味、ガッカイの研究所にいたときよりも難しい問題だ。
また「言い訳」呼ばわりされてもかなわないし…。

…まずは両方たたないかを考える。
徒歩で行くからだめなのであって、
乗合馬車とか何か早くて手ごろな交通手段はないだろうか。
あったら、それで両方に行きたいところだが…。

…真面目に明日の遺跡のことを考える。
補給すべき順位を並べると、
切れた燃料、スケッチブック、追加の弾薬、通訳に便利なナナ語の辞書。
こんなところか、南東地域が優先されそうだ。

行動:イライザに話しかける。
「明日の『仕事』の関係でどうしても必要なものがあるので、
 先に南東地域へ行きたいのですが、よろしいですか?…できれば早い交通手段で。」

ミワ氏が坑内調査員を募集していたことくらいは、彼女なら既に知っているだろう。
『仕事の話』に興味を示したら、少しお話をしてみても大丈夫だろう。

(「遺跡」(という単語も含めて)については語るつもりは全くない。
 病院のことと関連して聞かれたら、「坑内設備に触って怪我をしてしまった。」
 とでもいうしかないか…。)


ELIZA

「仕事、と言いますと、あの自律機械があなたを病院に担ぎ込んだ…」
「やめておけ、ここで訊くのは。
盗聴、盗撮がないとはいえ、今の我々は注目の的だ。」

マリオの言葉で辺りを見回すと、確かに周囲からの視線をちらちらと感じる。
それはそうだ。
今はイライザとポーラの2人が「美人」、ティナ、マリオ、イライザの3人が「お洒落」、ティナとポーラの2人が「美声」なのだ。
ここまで魅力的な人々が集まっていれば、見るなと言う方が無理な話だ。

「しかし…あ、そういうことか。」
「何か分かったの?」
「ティナさんが昨日つけていた香水の種類が分かった。」
「…なるほど、この助平。」

昨夜ティナから香水の匂いはしなかったはずなのだが…
<ガッカイ語>で話していることと、単語の使い方、言葉の調子からして、文字通りの意味ではあるまい。
どんな「裏」があるのかまでは分からないが…

「ところで、ポーラさんはどうするのですか?」
「仕事があればいいのですが…今は追われる身ですから。」
「それならばちょうどいい仕事がありますよ。
ミワ・エイテイ氏が募集している、クロノ銅山の坑内探査員です。
銅山の中ならば「追っかけ」の心配はありません。」
「それでも仕事の前に「追っかけ」に見つかっては意味がありません。
食事が終わったら、あなたの服を確保して、新しい服で契約に臨めるようにしましょう。」
「そうですか、ありがとうございます。」

幸い、話が少し脇にそれだした。
ポーラをどうやって安全に移動させるかについての話だ。
警察を頼ることはできない。
警察は基本的に実際に事件が起きてからでないと動かないからだ。
さらに、現在のクロノの市街部には乗客定員2名の、小型の辻馬車しか走っていないらしい。
…南東地域と北西地域を3人以上で行き来するには歩くしかなさそうだ。
ここで、マリオが突拍子もない策を出してきた。
まず、マリオが《幻覚変身》で私をポーラに、ポーラをイライザに、イライザを私に変身させる。
これで「追っかけ」の追跡は逸らすことができ、更に襲われても被害を最小限に止めることができる。
この状態で、(ポーラとティナ、私に変身した)私とティナ、イライザは街の南東地域に買い物に出る。
この間に、マリオと変身したポーラは北西地域にあるマリオの店に向かい、衣類を整えてからミワ氏の館へ向かう。
火薬ギルドでの買い物は認証が必要となるので最後に回し、イライザの無線で確認してから変身を解いて買うことになる。

「この策に協力してくれるか?」
「…他に策がないなら仕方ないですね。」
「同じく。
今日の山陽堂と玩具屋は諦めるわ。」

…ちょっと待て、そうすると私は女装することになるのか?
これは本気で別の策を考えないと。


(番組「ささやかな泉」)

ELIZA

(審査員の評価の判定(3D20+18) [3D20] (9)(7)(6)=(22))
「評価は…合計40えぇですね。
それでは、訳語研究者さんには賞金40タンを送ります。
さて、次はこちらの囁きです。」
「筆名 度量衡さんからの囁き
ガープス第3版では、度量衡を日本語に翻訳する際、最大で長さ2倍、重量1.5倍の誤差が生じている。」

えぇーえぇーえぇー

「さて、これは一体どういうことなのでしょうか。
こちらが確認の証言になります。」

「ガープスと言えば、どんな世界でも遊ぶことのできる遊びの1つであるが、
ガープスの日本語訳を批評しているELIZAはこう語る。」

「ガープス第3版では、度量衡を日本語に翻訳する際、最大で長さ2倍、重量1.5倍の誤差が生じていますか?」
「はい、確かにガープス第3版では、度量衡を日本語に翻訳する際、最大で長さ2倍、重量1.5倍の誤差が生じています。
これは、ベーシックとサイバーパンクを見れば分かります。」

実際に見てみた。
ベーシックの武器表では、小型ナイフとダガーの重量はそれぞれ0.3kgと0.1kgということになっている。
そこで、日本語に翻訳される前の対応する箇所を調べてみると、前者の重量は1/2lbs.、後者の重量は1/4lbs.となっている。
つまり、小型ナイフの重量は日本語に訳される前はダガー2本分、訳された後ではダガー3本分になっていることになる。
また、サイバーパンクの178頁にある短距離通信機の解説では、30kmを超える2kmごとに通信の判定に−1の修正がかかることになっており、文庫版のベーシックでは<地域知識>の最小専門化単位は1km四方となっているが、これらはもともと同じ1mileである。
確かに、ガープス第3版では度量衡を日本語に翻訳する際、長さ2倍、重量1.5倍の誤差が生じていた。

「なぜここまで大きな誤差が生じたのでしょう?」
「重量の場合、ベーシックの武器は基本的に重量の端数を切り上げるのに対し、ダガーは切り捨てているるために誤差が生じています。
長さの場合は、<地域知識>の記述を誤訳と考えるべきです。
ガープス第3版では20milesを30km、30milesを50kmと訳すことがあり、それを10分割するという意味でサイバーパンクでの単位換算は正しいものと言えます。」
「実際に遊ぶ際にはどうすればいいでしょう?」
「現状では、1.5lbs.のレイピアが0.8kgと訳されているので、自身の重さの3倍以上の武器を受けた時のルールを考えると、本来ダガーを折れずレイピアに折られる小型ナイフが、レイピアに折られずダガーを折れるようになり、遊ぶ際に問題が生じます。
そのため、重量は1/4lbs.を0.1kg、距離は1mileを1.8kmと統一して遊ぶことをELIZAは推奨します。」

皆さんも、ガープスを遊ぶ際には度量衡に惑わされないようにしてください。

(注:ELIZAもこの時点ではこれが正しいものと思っていましたが、実際には長
さの誤差はもっと大きくなります。ベーシック(文庫版)、448ページで紹介され
ている「パイソン」の最大体長の記述やルナル・モンスター、290ページにある
(空気の薄い)高度のルールでは、1フィートを1mと翻訳しているのです! (な
お、これらの記述はベーシック【完訳版】で修正されています。)この換算では、
1マイルは5280mとなり、長さの誤差は5倍以上になります。)


ELIZA

補足:これ以外にも、ガープスの日本語訳には度量衡に関する間違いが数多くあります。
特に、ガープスでの温度はもともと華氏温度で書かれているのですが、これをそのまま摂氏温度として扱う間違いは非常によく見られます。
なお、華氏温度を換算してある場合、華氏100度の変化は摂氏50〜60度の変化として扱われていますが、物によりその換算基準はまちまちで、統一されていません。


MIKE

一番の原因はMKSAを使わない欧米にあると思う。
9えぇ。


niwaEVO80

単位をよみかえる過程で、小型ナイフが少し強くなっている、と。
16えぇ。


(本編)

MIKE

「…そこまでややこしいことをする必要はないでしょう。
 追っ手をごまかすだけなら、
 ポーラさんを第三者に変えるだけで十分だと思いますが?
 それに無骨な私ではすぐにばれてしまうと予想されますが?」

さっきのこの2人の会話の様子だと、
「遺跡」に関する何かの裏があるのかもしれない。
坑内探査員として参加すれば「遺跡」や「遺物」に堂々と近づくことができる…。
少しくぎをさしておこうか…。

「それから、自律機械や病院のことをご存知なら、
 坑内探査員はあまりお勧めはしませんよ…。」

最終的にはミワ氏が判断することではあるが…。


ELIZA

「そうは行きません。
追っ手は店の中に入った人を全て記録し、店の外で待ち構えています。
入っていったのと違う人が出てくれば、「追っかけ」はすぐに見破るはずです。
確かに、あなたにかけたのでは私の《幻覚変身》も見破られるかもしれません。
しかし、イライザにかけて彼女が襲われたら大変です。
…ティナさんにかけないのは、ラミア族の尻尾が誤魔化しきれないからです。」

話の筋は通っている。
とりあえず反論が思いつかないので、出てきた食事を食べ始めることにした。
飯を匙ですくい、湯に浸して食べるらしい。
口に入れると、「からみ」と「うまみ」が広がった。

「…36えぇと40えぇで、合計76タンですね。
これって、どれくらいの額なのですか?」
(為替の判定(5D+133) [5D6] (2)(3)(4)(4)(4)=(17))
「ええと、さっきのウェトウィの為替では、1タンイが150フェフちょうどでしたから…」

1タンが45ボロ、76タンは1フェフ420ボロになるな。
他愛のない話をしながら、釘を刺しておく。

「…その言い方だと、好ましくない「監視者」でもいるのですか?」
「…なるほどねぇ。
事の真相は、とても単純なことだと思いますわ。」
「…解けない謎は無い、真実は私に微笑む。
では、少し失礼しますよ。」

…しまった、薮蛇だったか。
この2人は、限られた情報から正確に真相を見い出しているようだ。
マリオはしばらく席を離れてから、また戻ってきた。
…今のは銃声か?
いや、もっと大きな爆発も聞こえてくる。

「…キエヅさん、あなたも厄介な連中を敵に回しているようですね。
連中、「追っかけ」相手に自動小銃や手榴弾を使っていますよ。」
「変態とはいえ、ちょっとそれは可哀想です。」
「あの様子なら、大した怪我にはならないでしょうが…
あそこまでやると、警察だけでなく火薬ギルドも動き出しますね。
…しばらく待てば、邪魔者はどちらもいなくなるはずです。」

一体何がどうなっているんだ?
自分の食事を食べながら、マリオは何が起こったのかを説明してくれた。
私が「仕事」に関して余りに神経質になっていたことで、マリオは何者かが私の持つ「仕事の情報」を盗もうとしているのではないかと考えた。
そこでマリオは外で監視している「追っかけ」に、「少し前から「ポーラたちの一行」を見張っている連中がもう1組いるようだが。」と告げ、店に戻ってきた。
「追っかけ」、正式名称は「ポーラ愛玩倶楽部」だそうだが、は内部組織がしっかりしており、監視から「愛玩」までの全てを厳密に管理している。
そのため、「追っかけ」は他の「ポーラたちの一行」の「監視者」を「捜索、摘発」したが、そこで両勢力が衝突したらしい。
今はまだ外に出るのは危険だが、「ささやかな泉」が終わる頃には警察と火薬ギルドが双方を制圧するだろうから、それからは安全に行動することができる。

沈黙が流れる。
私たち3人には衝撃が大きすぎた。
…どのみち、安全になるまでは店から出られないのだ。
何か気分転換になるいい話題はないか…

追伸:ここまでで大きな話の流れは決まりました。
これからのやり取りでNPCとのいい関係を確保してください。


(番組「ささやかな泉」)

ELIZA

(審査員の評価の判定(3D20+25) [3D20] (4)(16)(1)=(21))
「評価は…合計46えぇですね。
それでは、訳語研究者さんには賞金46タンを送ります。
さて、次はこちらの囁きです。」
「筆名 魔化屋さんからの囁き
ガープス第4版では、魔化製品はパワーレベルが高い方が安くつくことがある。」

えぇーえぇーえぇー

「さて、これは一体どういうことなのでしょうか。
こちらが確認の証言になります。」

「ガープスと言えば、どんな世界でも遊ぶことのできる遊びの1つであるが、
ガープスに対して独特な世界観を持っているELIZAはこう語る。」

「ガープス第4版では、魔化製品はパワーレベルが高い方が安くつくことがありますか?」
「はい、確かにガープス第4版では、魔化製品はパワーレベルが高い方が安くつくことがあります。
これは、パワーストーンの賃貸が想定されず、全ての魔化魔術師は《エネルギー回復》を習得しているとするガープス第4版の「手軽で危ない」魔化の前提条件を少し拡張することで計算することができます。」

更にELIZAは、その条件について詳細な説明を行った。
疲労点を合計で34点供給しなければならない「手軽で危ない」魔化を考える。
この場合、ガープス第4版の「手軽で危ない」魔化の前提条件から、それぞれの魔化魔術師は10点以下の疲労点を供出するので、4人以上で作業をすることになる。
そのため、魔化長の魔法の技能レベルは18レベル以上となるが、ここでは最も安上がりになる候補として
(1)《魔化》18レベル、助手3人(パワーレベル15)の場合と
(2)《魔化》19レベル、助手3人(パワーレベル16)の場合を比べる。
ここで、《魔化》の難易度は至難であるので、魔化長の《エネルギー回復》は前者19レベル、後者20レベルとする。
また、ガープス第4版の「手軽で危ない」魔化の前提条件では、魔化魔術師は技能20レベルで技能15レベルの魔化魔術師の2倍の給料を貰うので、今回の魔化長はそれぞれ技能15レベルの魔化魔術師の1.6倍と1.8倍の給料を貰うことを仮定する。
これらの条件の下では、魔化の効率は魔化魔術師の供出する疲労点により決まるが、
(1)の場合、魔化の効率は2人が8点づつ、2人が9点づつ疲労するのが最も効率がよく、1日当たりの平均魔化回数は6 2/11回、これを助手3.6人分の日給で行うことになり、
(2)の場合、魔化の効率は助手の3人が8点づつ、魔化長が10点疲労するのが最も効率がよく、1日当たりの平均魔化回数は6.6回、これを助手3.8人分の日給で行うことになる。
そこから魔化1回当たりの料金を割り出すと、
(1)では助手の給料0.582…人分
(2)では助手の給料0.575…人分となる。
確かに、ガープス第4版では魔化製品はパワーレベルが高い方が安くつくことがあった。

皆さんも、魔化の価格設定についてはよく考えてみてください。


ELIZA

補足:この計算は、紹介した以外にも1日当たりの魔化の回数の有理数への拡張、労働時間に含まれない食事時間中の疲労点の回復など、ガープス第4版のルールから自然に導かれる様々な前提条件を課した上で行っていますが、ELIZAの計算によれば確かにパワーレベル16よりもパワーレベル15の方が費用がかさむことがありえます。
なお、今回の前提条件ではこの「逆転現象」が起こるのは疲労点の供給が33点ないし34点のときのみです。 ちなみに、パワーレベル15とパワーレベル16の「手軽で危ない」魔化では、成功率は変わりませんがパワーレベルが跳ね上がるクリティカル率が2倍違うので、あまり費用の差がない場合は多少高くついても「賭け」に出る魔化集団がいても不思議ではありません。


niwaEVO80

かなり数字が並びましたね。13えぇ


MIKE

ご苦労様です。14えぇ。


(本編)

MIKE

2人に洞察力があるのはよくわかったが、
2人にしかわからない隠語?で会話をされるのは、
あまり気分のいいものではない…
…少しぶしつけな話題をぶつけてみるぞ。

「ところで、2人はとても仲がいいように見受けられますが、
 結婚などは考えておられるんですかな?」


ELIZA

「な、何を…、!」
「だ、大丈夫ですか、皆さん。」

女性陣が全員、ほぼ同時に咽始めた。
奇妙な偶然が起こるものだ。
とにかく、水を飲ませるなどして落ち着かせる。

「…キエヅさん。
あんな奴と一緒になるくらいなら、あなたと結婚したほうがましです。」
「イライザさん、それはあまりに失礼です。
私のほうが長い間キエヅさんと一緒にいるわけですし。」

冷たい手が私の手を引っ張った。
ティナが私を自分のほうへ引き寄せたのだ。
ラミア族がここまでやるということは…

「本気ですよ、彼女。」

マリオが<ナナ語>で呟いた。
その後にも何か言っているようだが、うまく聞き取れない。

「何と言ったのですか?」
「それにしてもあの審査員はサイコロか、と言ったのです。
つい<イグルス語>が出てしまいました。」
「それにしても評価が低すぎると思いませんか?
さっきの「囁き」なんて、80えぇに達してもいいと思うのですが。」

…そうだった。
<イグルス語>の「それにしても」は、<ナナ語>の「本気です」とたまたま同じ発音なのだ。
そうすると、さっきの言葉はただ聞き間違えただけか。
それからしばらくは「ささやかな泉」の話題で盛り上がっていたが、食事を食べ終わる頃には話が止まり始めた。
食後の甘味が出てくるまでにはもう少しかかりそうだ。
…そろそろ違う話題を出したほうがいいな。


(番組「ささやかな泉」)

ELIZA

(審査員の評価の判定(3D20+27) [3D20] (2)(8)(7)=(17))
「評価は…合計44えぇですね。
それでは、魔化屋さんには賞金44タンを送ります。
さて、次はこちらの囁きです。」
「筆名 魔化屋さんからの囁き
ガープス第4版では、パワーストーンの価格を簡単に求めることができる場合がある。」

えぇーえぇーえぇー

「さて、これは一体どういうことなのでしょうか。
こちらが確認の証言になります。」

「ガープスと言えば、どんな世界でも遊ぶことのできる遊びの1つであり、
パワーストーンと言えば、魔法に使うエネルギーを供給する、価格計算が非常に面倒な魔化製品であるが、
ガープスに対してかなり考え込んでいるELIZAはこう語る。」

「ガープス第4版では、パワーストーンの価格を簡単に求めることができる場合がありますか?」
「はい、確かにガープス第4版では、パワーストーンの価格を簡単に求めることができる場合があります。
1点のパワーストーンの場合はもちろん簡単に求められますが、そうでない場合も条件によっては簡単に価格を求めることができます。」

更にELIZAは、その条件について詳細な説明を行った。
ガープス第4版では、《パワーストーン》はどんなものにでも魔化することができる。
ただし、魔化するものにある程度の価値がないと消費が4倍になり、普通は採算が取れない。
ここで、イ点のパワーストーンを作るには、イ−1点のパワーストーンに《パワーストーン》を魔化しなければならないことに注意する。
そのため、イ−1点のパワーストーンの最低価格が、イ点のパワーストーンを「効率よく」作るために必要な価格以下であれば、イ点のパワーストーンをぎりぎりで「効率よく」作ることのできる価格の、イ−1点のパワーストーンが存在しうることになる。 最も安いイ点のパワーストーンはそのイ−1点のパワーストーンに《パワーストーン》を魔化して得られるはずなので、その価格は、イ点のパワーストーンを「効率よく」作ることのできる最低価格の品物に《パワーストーン》を魔化する価格として求めることができる。
確かに、ガープス第4版ではパワーストーンの価格を簡単に求めることができる場合があった。

皆さんも、魔化の価格設定についてはよく考えてみてください。


ELIZA

補足:パワーストーンの価格計算が難しいのは、主に1つのものに繰り返し《パワーストーン》を魔化して大きなパワーストーンを作るという《パワーストーン》の特性のためですが、それ以外にも魔化に失敗して「歪み」を持ったパワーストーンでも売れるため「成功率」の計算が複雑になることも理由として挙げられます。
ガープス第4版では、パワーストーンの価格が「歪み」1つで9割、2つ以上で半額になるので、実質的な「成功率」は約98%となりますが、この条件の下で計算すると魔化魔術師の月給が4060ドルを超えたり100点以上のパワーストーンを作る必要がある特殊な場合を除き、先述の計算法が有効となります。


niwaEVO80

参考程度でも、いっそ公式で100点までのパワーストーンの値段を決めておいてくれたら楽なんですけどね。
14えぇ。


MIKE

面倒な計算の手間が省けるのはありがたいですね。
16えぇ。


ELIZA

(審査員の評価の判定(3D20+30) [3D20] (9)(19)(6)=(34))
「評価は…合計64えぇですね。
それでは、魔化屋さんには賞金64タンを送ります。
さて、次はこちらの囁きです。」
「筆名 海賊志望さんからの囁き
ガープス第4版の海賊船は手漕ぎの舟よりも船足が遅い。」

えぇーえぇーえぇー

「さて、これは一体どういうことなのでしょうか。
こちらが確認の証言になります。」

「ガープスと言えば、どんな世界でも遊ぶことのできる遊びの1つであるが、
ガープスに対して独特な世界観を持っているELIZAはこう語る。」

「ガープス第4版の海賊船は手漕ぎの舟よりも船足が遅いのですか?」
「はい、確かにガープス第4版の海賊船は手漕ぎの舟よりも船足が遅くなります。
これは、第4版FANTASYの142頁を見れば分かります。」

実際に見てみた。
第4版FANTASYの142頁には様々な乗り物の性能が表になっている。
その中で手漕ぎの舟であるRowboatの移動力は3、海賊船であるPirate Shipも移動力3である。

「海賊船と手漕ぎの舟の移動力は同じなのですが?」
「加速度のデータを比べると、Rowboatは毎秒0.1移動力、Pirate Shipは毎秒0.03移動力です。
速度が同じ場合、加速度が大きいほうが船足は速くなります。
実際に船を走らせることを考えればよく分かりますよ。」

実際に走らせてみた。
第4版FANTASYの142頁にあるRowboat、Pirate Shipのそれぞれと全く同じ性能の船を準備、海流等の影響が無視できるほど小さい日を選んで競漕させる。
今回はイグルスの港のラクテン桟橋から約1カイリ離れた神酒(元鎮守)島のトバ桟橋までを航路として設定、厳密な全航行距離は1770へクスである。

「海賊船の皆さん、勝てる自信はありますか?」
「手漕ぎの舟なんかに抜かれるようじゃ海賊船はやっていけないぜ!」
「手漕ぎの舟の方はどうですか?」
「途中でばてないように漕ぎきるのみです。」
「それでは両者、位置について、用意…パァン!」

競漕開始。
両者順調に漕ぎ出す…かに見えたが、加速度の小さい海賊船は明らかに出遅れている。
…トバ桟橋にいる取材班の話では、トバ桟橋の約150へクス沖で海賊船は早くも減速を始めたが、手漕ぎの舟は50へクス沖でもまだまだ減速する気配がないそうだ。
…結局、かかった時間は手漕ぎの舟が10分20秒、海賊船が11分30秒だった。
確かに、ガープス第4版の海賊船は手漕ぎの舟よりも船足が遅かった。

海賊は、追っ手から決して逃げ切れない運命にあった。


ELIZA

補足:今回取り上げたのは技術レベル4の海賊帆船と、技術レベル3の手漕ぎの舟であり、異なる技術レベルでは異なる結果となることが十分に想定されます。
これらの移動力3という性能は、手漕ぎの舟としては妥当な数値ですが、帆船としては相当に遅い部類に入ります。
また、今回の競漕は漕ぎ手が疲れてしまう、風が思うように吹かない、等の条件は無視できるような理想的な条件の下で競漕させているので、別の実験では結果は変わる可能性があります。
なお、ガープス第3版では、海賊船によく使われる小さな帆船は文明レベル4〜5で移動力が7(相当)あるものも珍しくなく、同じ文明レベルの帆船に対し圧倒的な機動力を持っていたのですが、なぜここまで遅くなったのかについては全く分かりません。


MIKE

乗り物の移動力はきりのいい数値になっているんですね…。
そのしわ寄せもあるのでしょうか。
10えぇ。


niwaEVO80

加速度なんて項目まであるんですか・・・.
14えぇ


(本編)

MIKE

この機に、マリオの実力も聞いておきたい。

「ところで、さきほどの話に出てきましたが、
 あなたはどのような呪文が使えるのですか?
 やはり、呪文が使えると何かと便利なのでしょうね?」

私は魔化された道具はいろいろ持っていて重宝しているが、
私自身は呪文は覚えていない。


ELIZA

「私は様々な系統の呪文が使えます。
得意分野を挙げろと言われれば幻覚・作成系と精神操作系ですね。
…そうですね、それほど意識していませんでしたが、魔法が使えないと色々と不便ですね。」
「女装できなくなるからね。」

イライザが呟いた。
非常に小さい声だったので、他の人には聞こえていないだろう。
マリオの意外な趣味に驚く間もなく、話は続いていく。

「数多く呪文が使えるのは便利だろうけどね。
高い知力と「魔法の素質」の両方が備わっていないと普通修得しないから。」
「ところで、この中で魔法が使えるのはマリオさんだけですか?
イライザさんとポーラさんはどうですか?」
「いえ、全く習っていません。」
「同じく。」

焼酎の最後の一滴をイライザは飲み干した。
言葉遣いからして、相当に出来上がっている。
よく昼間から飲む気になれるな…

食後の甘味が出てきた。
口の中に残る「からみ」から逃れるため、まずはチンコナ牛乳を飲んでみる。
少しキナ臭いが、これはこれでおいしい。
自分の前に一粒だけ出されたアレアルを手に取る。
この一粒で2000ボロもするのか…
黒苺に似ているが、透き通るような赤い色をしているのが異なる。
実際に光にかざしてみると、中に種があるのが透けて見える。
口にすると、爽やかな甘味と共に体中の血が騒ぎ出した。
何なのだろう、この感覚は…《小治癒》に近いな。
体に残る痛みが消えていく…。

「体が、熱い…
こんなの…初めて…。」
「マリオ、あんた何を食わせたの!」
「皆さん、アレアルを知らないのですか?
アレアルは別名を液漿果といい、樫の樹に寄生した宿木の実です。
それを夜のうちに金の鎌で刈り取ると治癒の魔力が宿ります。」
「美味しい上にポーラさんの好物でもありますからね。
ちなみに、チンコナ牛乳もポーラさんの好物で、干したキナの樹皮を牛乳で煮出したものです。
どちらも「精」がつきますよ。」

周りが騒がしい。
見ると、ティナとイライザは釦を外している。
イライザは…首から6”は肌蹴ている!?
いかんいかん、目のやり場に困る。
ティナのほうは2”ほどだが…ラミア族にここまでさせるとは、アレアル恐るべし。
ポーラとマリオは平然としているように見える。
これがアレアルを食べ慣れているからなのか、服に外すことのできる釦がないからなのか、元から肌の露出が多いために気にならないのかは分からない。

そろそろ「ささやかな泉」も終わりそうだ。
外はもう大丈夫だろうが、すぐに出るべきだろうか。
出るとしたら、2人を連れてまずどこへ行こうか。
ポーラとマリオはまず服を調えに行くはずだが…

追伸:アレアルとチンコナ牛乳により、キエヅのヒットポイントは2点回復します。


(番組「ささやかな泉」)

ELIZA

(審査員の評価の判定(3D20+24) [3D20] (8)(13)(4)=(25))
「評価は…合計49えぇですね。
それでは、海賊志望さんには賞金49タンを送ります。
さて、次はこちらの囁きです。」
「筆名 恐竜使いさんからの囁き
ガープスが第4版になり、一部の恐竜は梟以上に賢くなった。」

えぇーえぇーえぇー

「さて、これは一体どういうことなのでしょうか。
こちらが確認の証言になります。」

「ガープスと言えば、どんな世界でも遊ぶことのできる遊びの1つであるが、
第3版と第4版のガープスの互換を考えているELIZAはこう語る。」

「ガープスが第4版になり、一部の恐竜は梟以上に賢くなったのですか?」
「はい、ガープスが第4版になり、一部の恐竜は梟以上に賢くなりました。
これは、DRAGONSの149頁から150頁を見れば分かります。
知力の基準が分からない場合は、MAGICの30頁で確認してください。」

実際に見てみた。
DRAGONSの149頁から150頁には恐竜のガープス第4版での能力が書かれている。
そこで恐竜の知力を見てみると…アパトサウルス、知力3、ティラノサウルス、知力3とある。
これでは分かりにくいので、MAGICの30頁を見ると、《(動物)制御》の消費が「対象の一般的な最大知力と同じ・半」であるところ、《鳥制御》の消費は3・2である。
つまり、鳥である梟の知力は3以下ということになる。
確かに、ガープス第4版の一部の恐竜は梟以上に賢かった。

「これは何の意味を持つのでしょうか?」
「ガープス第4版では、知力が3以上あると適切な仕事をさせるように調教することができます。
荷役動物として使うことも可能です。」
「それでは、恐竜の騎兵隊もできるのでしょうか?」
「原理的には可能ですが、恐竜は基本的に野生動物なので、調教は非常に難しいでしょう。」

皆さんも、恐竜を調教しようとして、逆に襲われないようにしてください。


ELIZA

補足:ガープスが第4版になり、動物の知力とその基準は基本的に1づつ下がっていますが、類人猿、ネコ科の動物、一部の恐竜などは知力がそのままになっているので、相対的に知力が上がっています。
そのため、《(動物)制御》の消費は概して相対的に下がっています。
また、《(動物)制御》の対象の分類はガープス第4版になり、「哺乳類」「鳥類」「両生類、爬虫類」「魚類、軟体動物」「虫、その他」と非常に大雑把になりました。
ちなみに、ガープス第4版では、動物系呪文の対象は基本的に知力が5以下である必要があるので、類人猿には(GMが特に認めない限り)動物系呪文の効果がありません。


MIKE

そういえば、某映画に出てきた恐竜がやたらと賢かったのが印象的でした。
ガープス第4版では大胆な整理がなされているようですね。
12えぇ。


niwaEVO80

実際に恐竜が賢かったかどうかはわかりませんし、最新の研究を反映ってことですかね。
14えぇ


(本編)

MIKE

一応「ささやかな泉」の最後が気になるので聞いておこう。
…もう少し話をしてから、出かける。

2人を連れて…か、両手に花だな。……薔薇かもしれないが。

時計は選ぶのに時間がかかるかもしれない…時計屋を目指しながら、
行きがけに燃料やスケッチブックを買っておくのがいいか。

火薬ギルドは制圧にも出ていて時間がかかるだろうから後回しにして、
無線で連絡を取ってから皆で買いにいくという話だったかな…。

「そういえば、イライザさんは携帯用の無線を持っているんですか?
 ところで、無線での連絡は坑道の中とかでも使えるんでしょうかね?
 …あ、でもそのままやり取りをすると、他の人にも聞かれる可能性があるんでしたか?」

…あまり、華の無い話題なような気もするが、
「監視者」が衝突している今のうちに聞いておこうか。


(番組「ささやかな泉」)

ELIZA

(審査員の評価の判定(3D20+26) [3D20] (17)(19)(1)=(37))
「評価は…合計63えぇですね。
それでは、恐竜使いさんには賞金63タンを送ります。
本日の「囁き」も明日人を驚かせられるものばかりでしたね。
さて、本日最も高い「えぇ」を獲得した「囁き」、

「ガープス第4版では、パワーストーンの価格を簡単に求めることができる場合がある。」

には、金の蚤を進呈します。
ちなみに、この金の蚤は実物大になっております。」
「なくさないでくださいね。」
「また、司会者お気に入りの「囁き」、

「ガープス第3版では、度量衡を日本語に翻訳する際、最大で長さ2倍、重量1.5倍の誤差が生じている。」

には、実物大の銀の蚤を進呈します。
ちなみに、銀の蚤を5つ集めると、金の蚤と交換することができます。」
「なくさないでくださいね。」

さて、本日はこれでお別れです。
ありがとうございました。

本日のおさらい

36えぇ:ガープス第4版で、大きな船を操る技能は<造船>。
40えぇ:ガープス第4版で、「注意深い」という癖を持つと他事に気づきにくくなる。
44えぇ:ガープス第4版では、魔化製品はパワーレベルが高い方が安くつくことがある。
本日の銀の蚤
46えぇ:ガープス第3版では、度量衡を日本語に翻訳する際、最大で長さ2倍、重量1.5倍の誤差が生じている。
49えぇ:ガープス第4版の海賊船は手漕ぎの舟よりも船足が遅い。
63えぇ:ガープスが第4版になり、一部の恐竜は梟以上に賢くなった。
そして、本日の金の蚤は
64えぇ:ガープス第4版では、パワーストーンの価格を簡単に求めることができる場合がある。
でした。

なお、この番組は敬称略でniwaEVO80、MIKEとELIZAの協力でお送りしました。

追記:これでこの企画は終わりです。
「囁き」の募集も打ち切ります。
niwaEVO80さん、MIKEさん、審査員としての協力、ありがとうございました。


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