プレイログその3


最新更新日:2006年8月27日(日)

システム名:ウィッチクエスト

シナリオ名:「クラフトマン通りのふしぎ」

(注:このセッションはオフラインで行われたものですが、使用したシナリオ
(既成のもの)のネタばれをしないため、そしてプレイログの掲載許可を貰
っていないため、簡単なプレイリポートとしてまとめてあります。)

 このウィッチクエストのセッションには、2人のプレイヤーが参加してくれ
ました。2人ともTRPGは全くの初めてのようで、「TRPGとは何か」を説明
してからキャラクターの作成に入ります。
 ここで、私は早めに猫のキャラクターを作成させ、魔女のキャラクターを
作成している間、猫のプレイヤーに猫の体の色・柄を考えさせ、猫魔法を
把握してもらうようにしました。その結果、

GM:「猫の色と柄を発表してください。」
猫のプレイヤー:「色は白、柄は蛇です。

…TRPG初心者とは思えないような見事な発想が出てきました。

 本編に入る前に、当座の所持金の決定を金貨((職業にかかわるスキル
のレベル)+1D6)枚で行ったのですが、ユウ子(画家)の「絵を描く」スキ
ルが6、ダイスの出目が6で金貨12枚を手に入れたにもかかわらず、本
編でのユウ子の最初の発言が

ユウ子:「もっとお金がほしいなぁ。

であったことには、常識的とはいえ切ないものを感じました。(金貨1枚≒1
万円と説明してあります。なお、ユウ子は暗示するカードが「姫」、影の暗示
のカードが「王」であり、決してけちんぼではありません。)

 この調子で、続くセッションでも

GM/依頼人:「…(依頼)をお願いいたします。」
ユウ子:「報酬は?
GMの内心:(これは金銭的な報酬を出さないと動きそうにないな。ちょっとした依頼だから…)
GM/依頼人:「…金貨5枚で。」
ユウ子:「もう一声!
(交渉開始、結局金貨6枚を支払うことになりました。)

GM:「で、どうやっていくの? 場所は分かっているし、(ほうきで)飛んでいけばすぐだけど。」
ライゼン:「タクシーを呼ぶにゃ。「ねこなでごえ」。」
GM:「するとユウ子はライゼンのわがままを聞いてタクシーを呼ぶのだけれど…」
GM/タクシーの運転手:「動物を一緒に乗せるのは勘弁してもらえませんか。」
ライゼン:「つべこべ言わずに無料で乗せていくにゃ。「ねこなでごえ」。」
GM:「…はい、着きましたよ。」

GM/ボス猫:「ほういえば(若い猫)が見へんなぁ。探ひてきてくえんか。(へべれけ)」
ライゼン:「では何かいただけますかにゃ。(酒宴に付き合いつつも自制している)」
(この後酔ったボス猫は幻の銘(マタタビ)酒の「猫柳」をライゼンに与えることになりました。)

(パーティーでのプレゼントに人形を贈る必要が出てきての話)
ユウ子:「では、自分で絵を描いて、それを魔法で人形にします。…ライゼン、力を貸して。」
ライゼン:「3点貸すにゃ。」
GM:「では、(絵を描く)チャレンジをしてください。…1回、…2回、…3回、…、歴史的大成功ですか! …では、+15のボーナスをつけて…魔法の目標値は合計18になりますね。」

(注:正式には、チャレンジは3回成功なので奇跡的大成功となります。)

ライゼン:「(魔法に)力を貸すにゃ?」
ユウ子:「それだけあれば十分です。…(出目は1ゾロ)」
GM:「魔法も大成功ですか…この世に2つと存在しないような素晴らしい人形ができました。」
GMの内心:(パーティーのためにと貰った銀貨を使ってないよなぁ…

(注:それぞれの台詞には、シナリオのネタばれをしないという意味もこめ
て修正を施してあります。)

…これほどまでにうまく立ち回るプレイヤーは初めてでした。

 またユウ子(魔女)とライゼン(猫)の仲もよく、よく協力し合った結果、シ
ナリオ終了時には猫ポイントをきっかり半分づつ分け合っていました。

教訓と反省点


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