プレイログその10


最新更新日:2008年9月20日(土)

システム名: GURPS シガン(第3版)

シナリオ名:「温故知新」(その8)

(注:各人の発言は、用語の擦りあわせ等で若干の変更をかけてある場合が
あります。)


セッション10日目

ELIZA

今日も単調な旅が始まった。
(キエヅの生命力判定(目標値11) [3D6] (5)(4)(3)=(12))
昨日痛めた足はまだ痛んでいる。

記録を見ていて気がついた。
この地下空間は延々と続いてはいるが、実はクロノの地下からそれほど離れたわけではない。
右へ曲がり左へ曲がりで、結局はクロノに近いところに戻っているのだ。

「あれは、何でしょうか?」

近づいてみるとティナの言っていることが解った。
天井から夕暮れのような光に照らされているためだろうか、この辺りの岩は他の岩と比べて赤い。
常に真昼の《持続陽光》の中にいたので、柔らかな光は懐かしい。
そしてあれは…とても深い穴だ。
中は暗い。
どこか別の場所に繋がっているのだろうか。
道は別に続いているので…あの穴の奥があるならここが分岐になるな。

追記:「分岐」があるのは、出発してから1時間ほど歩いた地点です。
地下空間内部の様子はこちらを参照してください。

これまでの様子

現在の様子

なお、キエヅは自然治癒の判定に失敗しています。
(ランニング中のファンブルで受けたダメージは回復していません。)


MIKE

ひとまず天井の様子を観察してみる。
何の光だろうか、まさか地上とつながってはいないと思うが…

穴に向かって、しっかりとした道があるな…
昔からあいていたものなのだろうか?
ひとまず、五感で様子を伺ってから決めよう。
それぞれの道にどのような違いがあるだろうか?
サングラスで覗いて、風の向き、音、匂いなどを確かめよう。
特に大きな違いが無ければ、どちらでも構わないな…。
2人(ティナとポーラ)の直感に従って決めてしまおう。

今まで少し気負いすぎていたところがあるので、
調査を楽しもうと思う。
気を入れるとこでは入れなくてはならないが…。


ELIZA

(キエヅの視覚判定(目標値16) [3D6] (1)(4)(5)=(10))
天井からの光が赤いのは、赤い膜状のものが天井を覆っているためのようだ。
赤い膜は近くの岩も覆っているようなので、触れば何なのか解るかもしれないが…

横穴へ繋がる道は、つい最近作られたもののようだ。
砕いた石灰岩を積み上げて坂にしているが、崩れ落ちることはなさそうだ。
もう1つの道は、これまで通りの道で遥か彼方へ続いている。

(キエヅの視覚判定(目標値16) [3D6] (5)(6)(4)=(15))
(キエヅの聴覚判定(目標値15) [3D6] (6)(4)(3)=(13))
(キエヅの嗅覚判定(目標値15) [3D6] (4)(3)(3)=(10))
全神経を集中させて横穴の中の様子を調べてみる。
横穴の中には光源がないが、奥のほうが微かに明るい。
耳を澄ませても、横穴の奥からは何も聞こえない。
鼻でも確認してみるが、緩やかながらも空気が横穴に吸い込まれているため、何も異常は感じなかった。

(ティナの<記録>+1判定(目標値13) [3D6] (3)(6)(2)=(11))
(ポーラの<記録>判定(目標値12) [3D6] (5)(4)(3)=(12))
ティナとポーラは記録に夢中になっているようだ。
2人に訊くには結構待たないといけないから…


MIKE

どちらの道を行くべきかで、随分と長い間一人で悩んでしまっていた。
気がつくと、二人の記録もほとんど終わっている様子だった。

いかん、自分の記録もとらねば…。
赤い膜状のものも触ってみよう。

どちらに行くべきかに解答などないのに、無駄に考え込んでしまったな…。
研究に携わる者として恥ずべき姿勢だ。
純粋に興味を引かれるほうを考えると、やはり横道の方が気になるな。

追伸:今回の記録判定はマスター側でお願いします。


ELIZA

(キエヅの<記録>+1判定(目標値13) [3D6] (3)(6)(3)=(12))
記録をとっている間に、ティナが赤い膜に触れた。
膜はぬるりと剥がれ落ち、何かの粉がティナを包む。
(ティナの生命力−3判定(目標値10) [3D6] (3)(1)(6)=(10))
ティナはとっさに息を止めたので、粉を吸い込むことはなかったようだ。
(キエヅの<動植物知識>判定(目標値10) [3D6] (1)(1)(2)=(4))

(注:キエヅは<動植物知識>を少し(CPを払うまでには至らない程度)学んだ
ので、<動植物知識>の技能なし値が知力−4になっています。)

これは…新種の粘菌だな。
あの粉は粘菌の胞子か、下手に吸い込むと何が起こるかわからない。

これ以上赤い膜に触れないようにして横穴に入る。
横穴はティナがやっと通れるくらいの狭さだが、粘菌も鋭い岩もないので通るのは楽だ。
横穴は一本道で、すぐに明るい「向こう側」に抜けられるようだ。

(キエヅの知覚−1判定(目標値14) [3D6] (6)(4)(6)=(16))
(ティナの知覚−1判定(目標値11) [3D6] (6)(2)(3)=(11))
(ポーラの知覚判定(目標値12) [3D6] (3)(6)(3)=(12))

(注:キエヅとティナには「のめりこむ*」の癖があるので、知覚判定に−1の
ペナルティーを科しています。)

「待って下さい、出口に何かいます。」
「…何あの大きな蟲。」


MIKE

参ったな…場所が悪すぎる

「向こう側」には粘菌はあるだろうか?
無いならば息を止めてでもさっさと抜けてしまったほうが安全だろう。
どのような蟲だろうか?

あまりに大きくて危険な蟲ならば刺激せずに引き返すべきだろう。
排除可能な大きさの蟲ならば排除すべきだろう。
毒や顎などを持つような蟲ならばあまり使用したくは無いが銃を使うべきだろう。
そうでなければ荷物か何かを盾にして力押しで進んでしまってもいいと思うがどうだろうか?


ELIZA

(キエヅの視覚判定(目標値16) [3D6] (1)(5)(4)=(10))
目を凝らしてみたが、穴の向こうに「赤い膜」は見えなかった。
そして、2人の言っている「蟲」が猫ほどの大きさの蜘蛛と鷹ほどの大きさの蜻蛉だと判った。
あの大きさならしっかりと鎧を着ている自分とティナは大丈夫そうだ。
ただ、アクセサリしか身につけていないポーラの場合、噛まれたらただではすまないだろう。
既に通路に入っているティナが下がることの難しさを考えると、蟲を銃で排除して先に進むべきだ。

2人にそのことを伝え、気づかれないよう静かに狙いを定める。
確実に撃ち落とすため、自分は通常の散弾で蜻蛉を、ポーラは蜘蛛を狙っている。
蟲に騒がれないように、同時に仕留めなければならない。

(ポーラの<銃器/ピストル/TL5>+2判定(目標値20) [3D6] (2)(1)(3)=(6))

(注:判定の修正にかかる+2は、限界まで狙ったことによる+8、対象までの
距離による−3、対象の大きさによる−3の修正の和です。出口に近い場所か
らの射撃なので、暗さの修正は無視しています。この攻撃はクリティカルしてい
ますが、出目が3ではないので通常ダメージのみとなります。)

(ゐんですかー.41のダメージ決定(2D−1) [2D6] (3)(6)=(9))
(蜘蛛の生命力判定(目標値12) [3D6] (1)(4)(5)=(10))
(蜘蛛の生命力判定(目標値12) [3D6] (3)(2)(3)=(8))

(注:1回目の生命力判定は転倒するかどうかの判定、2回目の生命力判定は
気絶するかどうかの判定です。)

(キエヅの<銃器/散弾銃/TL5>+6判定(目標値22) [3D6] (3)(1)(6)=(10))

(注:判定の修正にかかる+6は、限界まで狙ったことによる+10、対象までの
距離による−3、対象の大きさによる−3、散弾での攻撃による+2の修正の和
です。出口に近い場所からの射撃なので、暗さの修正は無視しています。また、
この攻撃はクリティカルではありませんが、死角から撃ったと判断して能動防御
をさせていません。)

(レマントン(12番径)のダメージ決定(1D×4) [4D6] (4)(6)(4)(5)=(19))
(蜻蛉の生命力判定(目標値13) [3D6] (6)(6)(5)=(17))
(蜻蛉の生命力判定(目標値13) [3D6] (3)(2)(3)=(8))

(注:1回目の生命力判定は転倒するかどうかの判定、2回目の生命力判定は
気絶するかどうかの判定です。)

(落下ダメージの決定(4D−12) [4D6] (3)(4)(4)(5)=(16))
(蜻蛉の生命力判定(目標値13) [3D6] (6)(6)(4)=(16))

(注:この生命力判定は死亡するかどうかの判定です。)

2つの銃声が同時に響く。
見事に蜻蛉の無力化に成功したようだ。
蜘蛛はまだ生きているようだが、朦朧としているうちに持ち上げて遠くへ放り投げた。
(ティナの<記録>+1判定(目標値13) [3D6] (2)(6)(5)=(13))
(ポーラの<記録>判定(目標値12) [3D6] (5)(5)(2)=(12))
記録を取り、他の生き物に気づかれないうちに穴の向こうへ抜け出す。

後ろで物音がした。
振り返ると、体長が5へクスはありそうな巨大な百足が、蟲の死骸に群がってきていた!
(キエヅの恐怖判定(修正−1、目標値13) [3D6] (2)(1)(1)=(4))
(ティナの恐怖判定(目標値12) [3D6] (2)(2)(5)=(9))
(ポーラの恐怖判定(目標値12) [3D6] (3)(5)(2)=(10))
恐ろしい光景だが、ここはぐっとこらえる。
幸いこちらに興味はないようなので、素早くこの場を離れることにした。

穴を抜けたところにあった道を、百足から離れる方へ進むと、すぐに大きな水面に突き当たった。

「こ、これは…」
「…海、ですか?」

…水が不透明な緑色で、道が飛び石になって続いていることを除けば確かに「海」だな。
《鷹目》で見ると、飛び石は3カイリほど続いて洞窟の壁の1箇所に開いた穴に繋がっており、その先に何かの建造物のようなものが見える。
これまでに見てきた建物とは明らかに違うようだ。

追伸:今回は、「穴の出口付近」と「海辺」の2箇所で<記録>判定を行ってください。


(この後、プレイヤーのMIKEさんの申し出によりこのPlay by BBSは打ち切
られることになりました。)


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